【トヨタ自動車】日本最大企業の決算発表!前年同期比営業利益率98.1%減の衝撃、黒字は死守!

誰もが知っている日本最大の時価総額を誇るトヨタ自動車(およそ22兆円)。テスラの時価総額がトヨタを超えたとか話題になってましたが、日本で最大であることは変わりありません。本日コロナの影響を直撃した2021年3月期第1四半期決算を発表しました。内容を分析していきます!

連結決算要約

営業収益:4兆6007億円(前年同期比40.4%減)
営業利益率:139億円(前年同期比98.1%減)

このコロナの状況下でも何とか黒字を確保してくるあたりが流石、世界のトヨタと言ったところでしょうか。ちなみに自動車業界の決算は下記の通りです。日産とホンダはすさまじい赤字をたたき出してますね。事業規模も考慮したらマツダもかなり不味い数字です。

売上高(百万円) 営業益(百万円)
トヨタ 4,600,796 13,920
ホンダ 2,123,775 -113,691
マツダ 376,676 -45,272
日産 1,174,194 -153,926
SUBARU 456,998 -15,671

どの地域の販売台数が落ち込んでいるのか

下記は第一四半期の販売台数となります。これを見ると日本は69.3%と比較的にマシですが、特に最大の販売台数を誇る北米地域が38.3%になり、非常に落ち込んでいる様子が分かります。北米とアジアの販売台数の回復が急務となります。コロナの影響はまだまだ続きそうな様相なので、販売回復はまだ暫く時間がかかりそうです。

今期の見通しについて

純利益:7300億円

決算前は今期の見通しは未定としておりましたが、今回上記の通り発表されました。7300億円の純利益を見込んでいるあたり、トヨタは流石だと思います。不況でも利益を出す仕組みがリーマンショックのときや、民主党の超円高時代を乗り切った結果、培われているというこでしょう。もし日本で自動車株を買うならトヨタが間違いないと思います。ただ自動車業界は今後、電気自動車の増加及び自動運転の普及によるシェアリングカーの台頭による個人の自家用車所有率低下などが見込まれますので、あまり明るい産業ではないと言えます。投資するときは慎重にしたほうが良いかもしれません。

ザラ場での決算発表

トヨタ自動車の決算は本日8月6日のザラ場中である13:25に発表されました。下記の通り発表直後に下髭をつけて200円程度一気に下げた後、350円上げるというジェットコースター状態となりました。この下髭でロスカットを入れていた人全員刈り取られて、上昇するという非常に怖い動きとなりました。こういった動きを見るとザラ場中の決算勝負は控えた方が良いと思います。人間ではこの下髭を拾うことが恐らくできないと思いますので、刈り取られるだけです。

まとめ

第1四半期営業収益:4兆6007億円(前年同期比40.4%減)
第1四半期営業利益率:139億円(前年同期比0.3%)
通期純利益の見通し:7300億円

コロナによる北米とアジアの販売台数の減少が顕著だが、この状況下でも黒字を出せる経営状態!

いま株を買うべきではないとは思いますが、収益を生む強靭な体質を持っているので、もし仮に自動車株を買うならトヨタが良いのではと思います。ですが既に成熟し、成長性余地はあまりないので、株価の上昇はあまり期待できませんので、そこを理解した上で購入する必要があります。

株式投資は自己責任で!


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