ひざくりげがテンバガー候補銘柄と紹介したミンカブ・ジ・インフォノイドの決算が昨日発表されました。それを受けて本日の株価は一時、ストップ安寸前の1787円をつけて終わり値は2003円(-214円)前日比-9.65%減となりました。所謂大暴落です。
2021年3月第1四半期決算内容
売上高:前年同期比 63.5%増
営業利益:前年同期比 259%増
純利益:前年同期比 253.2%増
EBITA:前年同期比125.6増
※EBITDAとはEarnings Before Interest Taxes Depreciation and Amortizationの略で、税引前利益に支払利息、減価償却費を加えて算出される利益を指す。
ご覧の通りの超絶良決算です。経常利益進捗率が15.6%として成長していないと判断する人もいるかもしれませんが、同条件である前年同期比で比べないと意味はありません。ミンカブ・ジ・インフォノイドは過去の四半期ごとの売上推移を見ればすぐわかりますが、第1四半期が一番売上利益共に少なく、第4四半期にかけて売上利益共に上昇する傾向がありますので、前年同期比で比べる必要があります。
どの領域で稼いでいるのか
メディア事業はミンカブ等のサイトから得る広告収入とプレミアム会員のサブスクリプション収入がメインです。ソリューション事業は情報通信技術を活かしたB to Bのビジネスです。売り上げをけん引しているのは、前年同期比で売上高125.3%増のソリューション事業だということが分かります。
広告収入と会員サブスクリプション収入は、サイトの会員数に比例すると思います。会員数がうなぎ登りな以上今後も安定して成長すると言えると思います。またこういった収入は固定費がほぼほぼかからないので、売上の増加がそのまま利益の増加に直結していきます。一旦仕組みを作ってしまえば儲かり続ける、これがプラットフォームビジネスの強みだと思います。
通期予想
売上高は43.3%増を見込んでます。43.3%の成長は化け物級だと思います。ひざくりげのテンバガー候補銘柄の基準は売上成長率25%なので、それをはるかに上回る水準です。凄すぎます。
何故、良決算なのに暴落したのか?
①決算発表日までに良決算を見越した期待買いが集まり株価が高かった
決算前の株価水準は下記の通り上場来高値を更新中で、期待&株価共に非常に高い状態であったため、決算の内容を見て良決算だったものの、材料出尽くしで売られた説。若しかしたら通期経常利益の進捗率が15%程度を見て売った方もいたのかもしれません。
②貸借倍率の高まりを狙った大口の仕掛け
下記は貸借倍率の推移です。ご覧の通り決算前に13倍と信用倍率が急激に上昇していることが分かります。これを狙った大口投資家が空売りを入れて個人投資家の投げ売りを誘ったと考えられます。業績は非常に良いので、安値で買い集めたいのだと考えられます。
日付 | 売り残 | 買い残 | 倍率 |
---|---|---|---|
116.5 | 964.5 | 8.28 | |
69.9 | 915.5 | 13.10 | |
71.4 | 890.3 | 12.47 | |
113.1 | 901.0 | 7.97 | |
106.0 | 780.6 | 7.36 |
まとめ
決算内容は超絶良決算!
大口の仕掛けで売られているので、長期投資ならこの押し目を狙うのがよし!
私は信用取引で2140円700株と現物で1934円300株を保有してます。良決算を予想して買いを入れていましたが完全にやられました。決算内容は見たところ非常に良かったので、下落したところを1934円でナンピン買いしました。結局同じように考えてた人が多かったのか、引けは2003円だったので、少しだけ取り戻しました。決算内容はやはり素晴らしいの一言なので、このままガチホールドしていきたいと思います。
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コメント
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